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ホーム > 旅のはじまり・旅情編【大館アメッコ市】

大館市・アメッコ市(2月第2土・日曜日)

 寒さがもっとも厳しい2月、春を呼ぶ北国の風物詩「大館・アメッコ市」が開かれます。

 大館市のメインストリート・大町大通りに150以上の飴や漬け物を売る露天が並び、毎年15,000人以上の人で賑わう、410年以上続く市です。

 世界自然遺産・白神山地の東端にある田代岳から神様が飴を買いにくるため、足跡を隠すために吹雪になると言われていますが、今年も初日の夜から2日に掛けて吹雪となり人出も若干減ったようにも見えましたが、飴を買い求める多くの人で賑わっていました。

 会場や市内のあちこちでは、ミズキの枝にピンク色の飴を付けた「枝飴」が華やかに歓迎してくれます。雪の白とのコントラストが、遅い春を待つ雪国の人達の気持ちを表しているかのようです。

 飴といっても、昨今のキャンディではなく昔懐かしい「切飴」が中心です。生姜味、あんこ入り、醤油味、味噌味塩味といったオーソドックスなものから、最近ではバナナ、コーヒー、レモン、ミルク、梅、など年々種類も増えており、キャラクターや動物の細工飴なども見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。

 また会場ではゲリラ的にもっとレトロな「からみ飴」のサービスも行われます。これはかつての行商人が行っていたものらしく、水飴(麦飴)を割り箸にからめ、寄ってきた人の口に有無を言わさず差し込むといったもので、「頂戴!」と手を出してはいけません。行商人との会話は一切なく、とても怪しい感じが人気なのか「登場」するたびに人だかりができます。

 この他に、国内の太鼓演奏タイトルを総なめにした「大館曲げわっぱ太鼓」の演奏、秋田犬パレードなどが行われ、素朴な雪国のお祭りといった感じが溢れています。因みに渋谷駅前の忠犬ハチ公は大館生まれの秋田犬です。(なお読み方は「あきたいぬ」で、「あきたけん」ではありません。)

 この飴を食べると一年間風邪をひかないと言われます。是非来年はお出かけになってはいかがでしょうか。(実際はこれで風邪をひく方もありますから、防寒対策だけはお忘れなきよう。。)

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【大館アメッコ市】【角館の桜】【米代川の鮎

※記載内容は平成15年に取材したものです。最新情報は自治体等に直接お問い合せください。