ここは何と言っても、お風呂の種類です。浴槽、床まで木で作られた内湯は湯量の豊富さを感じさせます。上がり湯は丸太をくり抜いて作ったもので、なかなかダイナミックです。併設して露天風呂がありますが、何と言っても100mくらい離れた山の中にある露天風呂を体験しなければ意味がないでしょう。
地面のあちこちが割れて噴気を上げ、道の砂利の中でボコボコと沸騰していたり(これは実際に見ないと解らないかもしれません)するようなところに男女別の露天風呂があります。イメージとしては、火山の真上に風呂があるような感じでしょうか。地面や石に触っても熱いので注意が必要です。
内湯は匂いは気になりませんが、露天風呂は硫黄臭が漂います。ここでは5ケ所の源泉があり、その内のPh2とPh5の2種類を使っているそうです。つまり内湯と露天は全く違った温泉ということですね。
旅館の中には金精様(木製の男根)を祭っていますが、ここのお湯は「子宝」「安産」の湯としても知られるらしく、御利益が合って20年来毎年訪れる家族もあるとか。周辺は八幡平山頂はじめ、高山植物が咲き乱れる大谷地や八幡沼、長沼など散策には事欠きません。
営業は4月下旬〜10月末まで。1泊2食付きで11,000円〜13,200円(税込)くらい。お風呂は大人500円、小人300円。売店では地物のばっけ(ふきのとう)みそや、山わさびなど。お問合せは、「蒸ノ湯温泉」電話0186-31-2131/FAX.0186-31-2002。
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